分析力

作業現場での仕事を円滑にするためには、まず被写体をじっくり観察する事から始めなければなりません。相手の実態が細かく分からなければ撮影計画を立てる事が出来ず、行き当たりばったりで格闘を始めるはめになってしまいます。そうなると時間は無駄に過ぎ、考えが纏まらず気ばかりあせってその結果、失敗に終ってしまうのがおちと言えるでしょう。どの様な特徴を持っているのか、つぶさに実感すると自ずとアトリエ内での撮影法方もディスプレイの仕方も明確になって行く物なのです。思い込まず、今までの経験を無理に活かそうとせず、新しい発見を恐れないでとにかく目を凝らして見ることが必要です。特に複雑に形を作り上げなくても逆に単純な造形の方がアイテムの持つ個性を上手く表現出来る場合もあるのです。制作現場での如何なる仕事に於いても画一的な判断で遂行するべきではなく、その商品が持つ無限の可能性を引き出すのがプロの最大の役目と言えるのではないでしょうか。常に新しい視点で思考回路が循環する様、普段からあらゆる商品を見る目を養う必要があるでしょう。