デザインの原点

広告媒体でのアピール性を強烈な物にして、消費者の購買意欲を掻き立てる為、供給側は競い合ってその製作に当たるのですが、必ずしも突飛で斬新な手法が一般大衆に受け入れられるとは限りません。業界でのキャリアが浅い場合、どうも奇をてらった方向へとはしりがちで、一瞬のインパクトで人の目を引こうとするあまり、逆に見る側に違和感が生じ自分とはかけ離れたイメージを持たれてしまう時があります。世の中に存在する商品は食料品から雑貨、電気製品、身につけるものと、挙げればキリがない程あふれれかえっているのですが、どれをとっても身近な物である事には違いありません。従って出来るだけ日常生活にすんなり溶け込める要素をデザインに残しておく必要があり、それを自然に受け止めて貰える手法で美しく表現出来なければならないのです。かつ、他社との競争に勝ち抜く為に、一味違った要素も組み込まなければなりません。このように創作者としてシュールな考えを貫き通すのではなく、あくまで購入する側の立場で無理なく構想を発展させなければならないと言えるでしょう。それがこの業界での物つくりの原点と言えるのではないでしょうか。