禁煙実施の現場から

タバコの値上がりを機に、職場がフォトスタジオであることも後押しして、スタッフ間での禁煙が近頃流行っている。パッチを貼ったり、電子タバコを使ったり、本数を減らしたりとみんな様々だが、一時の気休め的雰囲気もなく、一様に真剣さが伺える。実際問題、仕事をする上で合間ごとに濛々と煙をくゆらす姿は、神経を休めてるようでいて実は逆にイライラを助長しているようでもある。リアルタイムの現場ではそういったストイックな時間の経過は当たり前で、それが仕事である所以のような風潮があったが、もはや時代錯誤で古臭い。如何に合理的に時間を使い、その中での精神の置き場を健康的に維持する工夫は何を置いても図られなければ今の時代から取り残される。そんな空気が充分まん延すると結構、競い合うように、だけど自然に全員がタバコを手にしなくなる。時代背景とは恐ろしいもので、老いも若きもどっぷりとその空気に翻弄されるからおもしろいものだと痛感する。