撮られ方

世の中には数多くの撮り方を教授する書籍があるけれど、撮られ方に関するものは皆無と言える。日々、オーディション、プロフィール、お見合い写真の撮影に訪れる人を見ていて感じることは、自然に笑顔を作って難なく良い結果を生む人に一つの共通点がある。それは自分の容姿に対して細かく拘っていないと言う事。どう頑張っても結果を出せない人は、自分を意識し過ぎて服装の乱れからヘアスタイル、メイクに至るまで全く意味の無いこだわりに精力を使い果たしている。そうなると自然な笑顔が出るはずもなく、ただ不自然で嫌味なニュアンスが蔓延する。人間の魅力は、そんな薄っぺらいところから創造できる物ではない。撮られ方というのは、社会に於ける良識的な物事の判断能力にたけていなければ成立しないのではないかとさえ思ってしまう。